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警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員、佐藤陽子さん(32)を射殺し自殺した事件で、友野巡査長が今月15日、同僚4人と佐藤陽子さんの飲食店を最後に訪れた際、友野巡査長が全員分の料金十数万円を一括で支払っていたことが分かった。急激にやせ、辞意も漏らしていた巡査長の「危険信号」を上司は深刻に受け止めておらず、立川署の管理態勢の甘さが改めて浮き彫りになった。
巡査長は昨年秋ごろに佐藤さんの飲食店に通い始め、週に3、4回訪れることもあった。クレジットカードの支払いだけで計20回、総額約63万円が確認されており、今春ごろからは預金が極端に少なくなっていた。
同僚の1人は巡査長が飲食店に通い詰め、佐藤さんに好意を寄せていることに気付いていたが、担当上司への報告などは怠っていた。
矢代隆義警視総監は30日の緊急署長会議で、「特定の女性に入れ込み、飲食店に入り浸っていた状況を一部幹部が気付いていたが、適切な報告や指導をせず、人事管理上の問題があった」と指摘。立川署への特別監察の結果、巡査長が6月下旬から7月上旬にかけ、同僚に「仕事に意欲がなくなった」と辞意を漏らしていたことも判明した。
担当上司も辞職の意向や体重の急減、勤務中の居眠りを把握。事件4日前の8月16日に面接した際、巡査長が辞職に触れたが、上司は「もう少し頑張れ」と励ましただけで深く追及していなかった。このため、警視庁は職員の身上把握と指導を徹底する。
巡査長が勤務していた交番では、事前に決められた勤務表を無断で変更する内規違反も繰り返されており、規律の徹底や勤務実態の把握も強化する。
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