2025年に全国で必要となる介護職員数は、最大で07年の2倍以上の255万人に上ることが23日、政府の試算で明らかになった。また、25年時点の介護従事者の給与水準を現行より一律1割程度引き上げるとすると、約1兆5000億円の財源が必要になることが分かった。
試算によると、特別養護老人ホームといった介護施設の1日当たりの利用者は、07年の84万人から25年には146万〜169万人に増加する。グループホームや在宅介護関連サービスの利用者についても、同様に268万人から454万〜497万人に増える見通し。
これに伴い、全国で必要となる介護施設職員やホームヘルパーは、07年の117万2000人から25年には少なくとも211万7000人、最大で255万2000人に上る見込みだ。ただ今後、年間7万6000人ずつ職員数を増やしていけば到達する数であり、政府は「直近の傾向として年間9万6000人が介護職員になっている。決して乱暴なシナリオではない」(内閣官房担当者)とみている。